台湾北海岸 ~路線バスの旅~台湾北海岸 ~路線バスの旅~

台湾の北部、淡水から基隆までの約50kmをバスで旅することにしました。

三芝

出発は、MRT淡水線の終点「淡水」。そこから路線バスに乗ります。
普通、淡水はフェリーや夕日をみるために、北の改札から出るのですが、今回は中央東側の改札を出ます。すぐ右手に中近距離のバスが番号ごとに分かれています。
まずは「三芝」という町を目指すので、基隆や金山行きのバスを探すことにします。すぐ基隆行きのバスも見つかり、一応乗車時に行先を伝えないといけないので「三芝」と伝えました。
悠遊カードも使えたので、それを3度かざすことに。どうも3度目は運転手が何かボタンを押したので、たぶん端数の金額を引かれたんだと思うんですが、いったい乗車運賃がいくらだったのかわかりません。

バスはすぐ発車。バスには、学生など5人くらいしか乗ってません。もちろん観光客は私だけ。
淡水站から中山路を通ってバスは2号線を走っていきます。
30分ほど乗車して、やっと「三芝」に。運転手さんは「降りるのはここだよ」と親切に教えてくれました。
さて、詳しい地図が無いのでまずは「三芝遊客中心」という案内看板を発見したので、そこへ向かうことに。

途中「源興居」という案内看板を発見。どうも観光名所のようです。(この時点では李登輝さんの生家だとは知りませんでした)源興居は三芝遊客中心よりも近いのでそれを目指すことに。李天禄布袋戯文物館もこの方向にあるので歩くことにしました。
バス停からは市街地らしいところを上の方に道を登っていきます。今日も夏日でとても暑いです。ほんと溶けそうという言葉がぴったりです。
水分補給(スポーツドリンク)をしっかり飲んで目的地を目指します。
1.5kmほど歩いてやっと「源興居」は右という標識を発見。標識に向かって坂をまた上がって行きます。
そこは古びた家がちらほら。肝心の源興居がどこにも見つかりません。たまたま通った地元の主婦に聞くと「こっち」と教えてくれるんですが・・・。
見つかりません。なので源興居という看板だけを撮りました。

次の李天禄布袋戯文物館を目指して歩きましたが、500m歩いてもそれらしき建物はありません。また坂道を500mほど歩いてまっすぐな道に出たのですがその先にもそれらしき建物はありません。なんかいやな予感がして、「もっと先にあるのでは?」という思いがしてさっき来た道を戻ることに!
最初の標識があった「三芝遊客中心」まで戻り、遊客中心(ビジターセンター)を目指します。

-じつは戻りすぎていて、ここから3kmも歩くことになってしまいました。-

道は緩やかなカーブを描き、道の両側は農作物が植えられているのどかなところで、家もまばらです。車はめったに通らないので、すごく不安です。でも、標識は「この先に三芝遊客中心」というのが何度もでてくるので、ひたすら歩くことに。たぶんここは車や自転車でくるんだと思います。
歩いて歩いてやっとそれらしき建物が現れてきました。「名人文物館水車」という水車もあって、その隣には廟もあります。道をはさんだ反対側に「三芝遊客服務中心」。とても大きな建物です。
館内に入ると、サービスセンターの職員さんが「日本人ですか?」と日本語で聞いてきました。三芝、金山、野柳などのパンフレットを取っていると、職員さんが日本語の見たこともない台湾旅行案内の小冊子を2冊くれました。とても詳しくほんと今までみたことないものでした。サンキューです。
職員さんは「自転車で来たの?」と聞いてくるので「歩きです」と答えると、センターに備え付けの冷たいお水を飲んでください!と、やっぱり台湾の人はとても親切です。

館内は、李登輝さんの故郷ということもあって、台湾の著名な文学者の紹介や李登輝さん使用の物が展示された「著名人文物館」が併設されてます。
このセンターでしばし休憩をして、また元の三芝バス停に戻ります。
先ほどの道を戻らないといけないかと思うと、ヒッチハイクしてでも行こうかと思いましたが、なかなか車も通りません。帰り道はゆるやかな下り坂なので、来るときほどはしんどさもありません。
今度は、地図もGETし、迷うこともなく歩けます。
地図をよく見ると、最初に探した「源興居」はもう少し奥だったようです。でも今から戻るのも・・・。
という訳で、来た道を通ると少し遠回りなので、「源興居」はあきらめ、来た道とは違う道を歩いて戻ることにしました。途中は「福成宮」という廟を通り、市内中心部を通ると出発地点のバス停に戻れました。

台湾北海岸・三芝

石門

次は、白沙湾の先の富基漁港へ。
ここは、TVドラマ「流星花園」のロケ地としても有名なところです。
バス停で待っているとすぐ基隆行きのバスが来ました。乗車時に富基と告げて22元を払うと「下車站→石門」という乗車札をもらいます。これは降車時に運転手に渡します。
バスに乗車して10分ほど走ると、目的地の富基です。降りる時に運転手が「左だよ」と教えてくれました。
白沙湾と富基漁港の中間は「幸福石門」というところで、ちょうどウエディングフォトを撮影してました。台湾の公園や観光地などに行くとよく撮影していますが、暑いので撮影は大変そうです。
左に白沙湾、真ん中が幸福石門、右が富基漁港です。富基漁港は、もういいかなということで、パスしました。

次はバスに乗って「石門」を目指します。石門には劉家という名物の肉(米宋)という有名なちまきのお店があります。
バスは5分ほどで石門の町に着きます。道路沿いを歩いていると劉家という大きな看板が見えてきます。
店外には、観光客らしき人が数人ちまきを食べてます。店内には従業員が8人ほど忙しく働いていてとても活気があります。
やっぱ一番の名物、肉(米宋)を食べようとメニューを見ると大肉(米宋)と小肉(米宋)があるので、小肉(米宋)を頼むと店員さんは小さいよと。
どれくらい?と聞くと現物を見せてくれました。確かに小肉は小さいので、大肉(米宋)を1個買うことに。店外にはちょっとしたテーブルやお茶などのサービスもあってそこで食べることができます。
ちまきは笹の葉に包まれていて肉も大きいです。今日の昼ごはんはこれで終了。コンビニでスポーツドリンクを買って海岸線を歩きます。観光名所の石門洞まで10分ほどです。
海岸には、大小いろんな形の岩があって、アーチ橋もあります。また洞窟もあってその上にも登れますので上がってみると、なかなかの絶景です。

台湾北海岸・幸福石門

台湾北海岸・石門洞

野柳

次は「金山」ですが、天気がいいうちに「野柳」に行く方がいい写真が撮れるだろうと思い、金山を飛ばして野柳を目指すことに。
バス停で10分ほど待っていると、基隆行きのバスが来ました。思ったよりバスはたくさん走ってます。25分ほど乗っているとバスは停車し、運転手がトイレ休憩だといって降りていきます。ここは「瞭望平台」というところで他の乗客が降りて写真を撮ってますので私も。遠くに野柳が見えますが結構でかいです。

バスは、野柳風景区という公園の入口で降ります。
野柳までは徒歩で10分以上あります。
ここはイカ釣り漁船などが停泊している小さな港町です。保安宮という祠の前を通って海老や蟹、貝類などを水槽にいれてその場で料理してくれるようなお店が続きます。
野柳地質公園の入口で50元を払って、公園内に。
「あります!写真などでよく見る巨大なキノコ型をした石がたくさん!」
遊客中心でもらった、詳しいガイドブックをみながら公園内を歩きます。この園内では「子供たちにこの景色を残していきましょう」という日本語のアナウンスもされていました。
ほんとにすごい景色が残っています。園内はかなり広くて、洞窟や小高い丘もあります。奥の「豆腐岩」ということろまで行って戻ってきました。約1時間ほど見学。天気がとてもよかったのでいい写真が撮れました。

台湾北海岸・野柳

台湾北海岸・野柳地質公園

金山

野柳の公園の入口からもとバスを降りたところまで戻り始めると、偶然目の前からタクシーが走ってきました。誰も乗ってないようなので、これはラッキーと思いタクシーを止めて「テレサテンのお墓」に行きたいということを伝えるとOKとの返事が。どれくらいの料金がかかるのか聞くと往復800元(日本円で約3000円弱です)だということなのでGO!
このあたりは、タクシーが滅多に走っていないところなのでとてもラッキーです。
タクシーはちゃんとメーターを普通に倒して走り始めます。良心的です。
車は野柳から金山、そして山道を上がっていきます。この地点でだんだん曇ってきてお天気が悪くなってきました。
車は山道をどんどん登っていきます。30分ほど走るとやっと「金寶山」という大きな墓地に。そのなかにテレサテンのお墓がありますが、かなり奥まで車は走っていきます。で、突然広いところに出てテレビで見た景色が現れました。タクシーは前の駐車場で待っていてくれました。
墓地なのに、テレサテンの歌声が聞こえてきます。まず、ピアノモニュメント、そして立像。その奥に見たことのある、テレサテンの写真と大きな生花が。
でもやっぱり墓地ということで、ここに長くいるのも何なので、早々にこの場所を跡に。

もう一か所タクシーの運転手に行って欲しいとお願いしたのが「朱銘美術館」。
ここは10年前に台湾の人たちと一緒に来たことがあるんですが、その時は写真など撮ってなかったので、今回は2回目の見学です。
館内は、とても広く全部は見学できないので、ほんとに少しだけを見学。館内は写真撮影OKです。第一閲覧室と芸術表現区などを見ただけです。奥にある美術館本館まではかなりの距離があります。ほんとはゆっくり見たかったのですが、タクシーも待たしているので・・・。

タクシーは山を降りて20分ほどで、金山の慈護宮へ。
タクシー代はメーターで600元(日本円で約2000円)でとても安かったです。
慈護宮から、老街を歩くと古い建物が並んでいます。トリのへんなおもちゃがどうも最近流行のようで、ここにもありました。(先日、笑っていいともにこのトリが映っていたのですが。なぜ?)
廣安宮の前では、人気の鴨料理を魚を裁くお店があります。ここではこの廟で料理を買ってそれを近くの建物まで持って行ってそこで食べます。ここも10年前に来た場所なんですが町の雰囲気など全然変わっていません。

基隆へ

金山から今夜の宿泊地「基隆」へと最後のバスに乗ります。バス運賃は44元。
途中さきほど歩いた野柳を通過していきますが、とても疲れていたので途中寝てました。
基隆市に入ったくらいで目がさめるとその頃にはかなり暮れていました。そして基隆に到着。基隆でほとんどの人が降ります。基隆港を見ながら、今夜泊まるホテルまで歩きます。

淡水を朝11時に出発して、18時に基隆に到着。
バスの本数も多く思ったよりも時間がかからず旅ができました。
三芝で道に迷って目的地が見つからず時間のロスもあったのですが、北海岸では美しい海や野柳の奇岩など大自然を鑑賞することができてとても満足でした。
別ルートでは基隆まで電車で移動し、そこから淡水に向って反対方向に進むという方法もあります。これなら日帰りの移動が十分可能です。一度お試しを。